北マケドニアの周辺諸国との現代政治問題【世界史近現代】
更新日 : 2025年7月27日

北マケドニア(旧マケドニア共和国)は、バルカン半島に位置し、歴史的・民族的・言語的に複雑な地域にあるため、いくつかの近隣諸国との紛争や対立を経験してきました。ここでは代表的な事例を紹介します。
北マケドニアと近隣諸国の紛争・対立関係
1. ギリシャとの「国名問題」
✅ 紛争内容:
- ギリシャ北部には「マケドニア地方」があり、古代マケドニア王国(アレクサンドロス大王の故郷)を自国の歴史遺産と捉えている。
- そのため、1991年に旧ユーゴスラビアから独立した「マケドニア共和国(Republic of Macedonia)」に対し、「名前の盗用だ」と強く反発。
- ギリシャはこの問題を理由に、マケドニアのNATO・EU加盟を妨害。
✅ 解決:
- 2018年に「プレスパ合意(Prespa Agreement)」が締結。
- 2019年から国名を「北マケドニア共和国(Republic of North Macedonia)」に正式変更。
- その後、ギリシャはNATO加盟を支持。
2. ブルガリアとの言語・歴史認識問題
✅ 紛争内容:
- ブルガリアは北マケドニアの公用語である「マケドニア語」をブルガリア語の方言と見なし、マケドニアの民族アイデンティティを否定する姿勢をとってきた。
- 歴史認識(英雄・独立運動の解釈など)でも対立。
- 2020年、ブルガリアはEU加盟交渉の開始に拒否権を発動。
✅ 状況:
- 2022年にEUの仲介で妥協案が成立し、交渉再開に道筋がついたが、国内のナショナリズムが再燃することもあり、対立は継続中。
3. アルバニア・コソボとの民族問題
✅ 紛争内容:
- 北マケドニアには約25%がアルバニア系住民で、2001年には彼らの権利拡大を求めた武装紛争(民族解放軍・NLAの蜂起)が発生。
- 一時は内戦状態に近づくも、オフリド合意(2001年)で政治的解決。
✅ 状況:
- 以降はアルバニア系政党も政権に参加するなど多民族共存体制が進行。
- ただし、時折緊張は高まる。
4. セルビアとの関係
- 旧ユーゴスラビア解体後、比較的穏やかに独立。
- 現在は安定した外交関係を維持しており、大きな紛争はない。
🧭 まとめ
相手国 | 主な対立点 | 現状 |
---|---|---|
ギリシャ | 国名・歴史認識 | プレスパ合意で解決 |
ブルガリア | 言語・歴史認識 | 部分的妥協、対立継続中 |
アルバニア・コソボ | 民族問題(国内) | 和平合意後、共存体制 |
セルビア | ユーゴ解体後の関係 | 比較的安定 |
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