モルドバの歴史【世界史】
更新日 : 2025年10月5日

モルドバの歴史を大きな流れでまとめます。
古代〜中世
- 古代:現在のモルドバ地域には古代ダキア人が住んでおり、ローマ帝国の影響を受けました。
- 中世初期:スラヴ人やマジャル人、キエフ大公国などの影響を受けました。
- 14世紀:モルダヴィア公国(1359年頃成立)が形成され、シュテファン大公(在位1457–1504)の時代に最盛期を迎え、オスマン帝国・ポーランド・ハンガリーと戦いながら独立を維持しました。
近世〜近代
- 16世紀以降:オスマン帝国の宗主権下に入り、半独立的な地位を保ちました。
- 18世紀末〜19世紀初頭:ロシア帝国の南下により、1812年にベッサラビア(現在のモルドバ東部)がロシアに割譲。
- 19世紀後半:ベッサラビアはロシア帝国の一部として統治される一方、モルダヴィア西部はルーマニア公国と統合され、後にルーマニア王国に発展しました。
20世紀
- 第一次世界大戦後(1918年):ベッサラビアはルーマニアに併合されます。
- 第二次世界大戦中(1940年):ソ連がベッサラビアを占領し、モルダヴィア・ソビエト社会主義共和国(MSSR)が成立。
- 戦後〜1980年代:ソ連の一部として工業化・集団農業化が進むが、民族意識の抑圧もありました。
独立後(1991年〜)
- 1991年:ソ連崩壊に伴いモルドバ共和国として独立。
- 1990年代:東部の沿ドニエストル地域が分離独立を宣言し、モルドバ政府と武力衝突(1992年沿ドニエストル紛争)。現在も「未承認国家」として実効支配を続けています。
- 2000年代以降:EUやルーマニアとの関係強化を図りつつ、ロシアとの間でエネルギー問題や沿ドニエストル問題を抱える複雑な外交状況が続いています。
- 2022年:ロシアのウクライナ侵攻を受け、モルドバはEU加盟候補国に認定され、欧州統合を進めています。
まとめ
モルドバの歴史は
- 古代ダキア → 中世モルダヴィア公国 → オスマン帝国の影響 → ロシア帝国支配 → ルーマニア併合 → ソ連支配 → 独立後のロシア・EU間での綱引き
という大きな流れで捉えることができます。
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