イラクの歴史【世界史】
更新日 : 2025年10月2日

イラクの歴史を大きな流れで整理します。
古代メソポタミア文明
- シュメール人(前3000年頃〜)
世界最古の都市文明を築き、楔形文字・都市国家(ウル・ウルクなど)・ジッグラトを発展させました。 - アッカド王国(前24世紀頃)
サルゴン王のもとで最初の統一王朝。 - バビロニア(前18世紀頃〜)
ハンムラビ王による「ハンムラビ法典」で有名。 - アッシリア帝国(前9〜7世紀)
強大な軍事国家。首都ニネヴェ。 - 新バビロニア(前7〜6世紀)
ネブカドネザル2世のもとで繁栄し、ユダヤ人捕囚も行われました。
イスラム化と中世
- イスラム帝国時代(7世紀〜)
イスラム勢力に征服され、アラブ化が進行。 - アッバース朝(750〜1258年)
バグダードが首都となり、「千夜一夜物語」に象徴される繁栄期。学問・哲学・医学の中心地に。 - モンゴル帝国(1258年)
フラグ率いるモンゴル軍がバグダードを陥落。以後、衰退。
近世〜オスマン帝国
- オスマン帝国支配(16世紀〜1918年)
バグダードを含む地域はオスマン帝国の州として長期にわたり統治されました。
近代イラク
- 第一次世界大戦後
オスマン帝国崩壊後、イギリスの委任統治下に。 - イラク王国(1932年独立)
英国の影響が強い立憲君主制。 - 1958年 共和制移行
クーデターにより王政廃止。以後軍事政権。
バース党とサダム・フセイン
- 1979年 サダム・フセイン大統領就任
強権的な統治が始まる。 - イラン・イラク戦争(1980〜88年)
約8年間の消耗戦で国力疲弊。 - 湾岸戦争(1990〜91年)
クウェート侵攻により米国中心の多国籍軍と戦い、敗北。 - 経済制裁と国内弾圧
国際的孤立が深まりました。
現代イラク
- 2003年 イラク戦争
米国が「大量破壊兵器保有」を理由に侵攻、サダム政権崩壊。 - その後の混乱
宗派対立(スンニ派・シーア派・クルド人)、テロの激化。 - 「イスラム国(IS)」の台頭(2014〜2017年)
北部モスルなどを占拠したが、最終的に政府軍・国際連合軍により制圧。 - 近年
政治の不安定さ・経済課題・宗派間の対立は続くが、復興の動きも進んでいます。
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