スターリン【世界史近現代】
更新日 : 2025年10月11日

スターリン(ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン, 1878–1953)は、ソビエト連邦の独裁的指導者であり、20世紀の歴史に大きな影響を与えた人物です。
基本プロフィール
- 本名:イオセブ・ジュガシヴィリ(グルジア出身)
- 「スターリン」という名前は「鋼鉄の人」を意味する革命名
- 1917年のロシア革命後、レーニンの下でボリシェヴィキ党員として活動
- 1924年のレーニン死後、権力闘争に勝利し、ソ連の最高指導者に
政治と政策
- 五カ年計画(1928年以降):急速な工業化と農業集団化を推進
→ 重工業は成長したが、農業では飢饉を招き、数百万人の犠牲者が出た(特にウクライナ大飢饉=ホロドモール)。 - 大粛清(1936–1938年):党内外の反対派や知識人・軍幹部を大量に処刑・投獄し、恐怖政治を確立。
第二次世界大戦での役割
- 1939年:ナチス・ドイツと独ソ不可侵条約を結び、東欧を分割支配。
- 1941年:ドイツの侵攻を受け、大祖国戦争(独ソ戦)が勃発。スターリングラードの戦いなどでソ連は大きな犠牲を払いつつ勝利。
- 1945年:ヤルタ会談・ポツダム会談で戦後の国際秩序に大きな影響を及ぼす。
戦後と冷戦
- 東欧に親ソ政権を樹立し、冷戦の構造を形成。
- ソ連を核保有国に押し上げた。
- 内政では弾圧と統制を継続しつつ、工業・軍事大国を築いた。
死と評価
- 1953年に死去。国内では神格化されていたが、死後の「フルシチョフ批判」により大粛清や独裁体制の負の側面が暴露。
- その評価は賛否両論で、「第二次大戦の勝利に導いた指導者」として称賛される一方、「恐怖政治による大量虐殺者」として非難も強い。
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