独ソ戦【世界史近現代】
更新日 : 2025年8月4日

第二次世界大戦、ドイツ敗退を決定づけたヨーロッパ戦線の最激戦「独ソ戦(ドイツ=ソ連戦争)」の概要をわかりやすくまとめます。
🌍 独ソ戦(独ソ戦争 / 独ソ戦線)とは?
概要
独ソ戦とは、ナチス・ドイツとソビエト連邦(ソ連)との間で行われた戦争で、第二次世界大戦中の1941年6月22日〜1945年5月9日にかけて続きました。史上最大規模の戦争の一つで、両国あわせて数千万人の死者を出しました。
🔥 背景と開戦の経緯
- 1939年:独ソ不可侵条約
→ ドイツとソ連はお互いを攻めないと約束し、東ヨーロッパ(ポーランドなど)を密かに分割する密約も結びました。 - 1941年6月22日:ドイツの奇襲「バルバロッサ作戦」開始
→ ヒトラーはソ連を打倒し、東方の領土を獲得するため、約300万人の兵を動員して突然侵攻。
⚔️ 主な戦いと展開
① バルバロッサ作戦(1941年)
- ドイツ軍が猛スピードでソ連奥地に侵攻
- ソ連は不意を突かれ、序盤は苦戦
② モスクワの戦い(1941年冬)
- ドイツ軍はモスクワ手前まで迫るも、冬の寒さと補給難により進軍停止
- ソ連は反撃に転じる
③ スターリングラードの戦い(1942〜43年)
- 戦局の転換点
- ソ連がドイツ軍を包囲し、約30万人を降伏させる大勝利
- ドイツは攻勢を失い、防戦に回る
④ クルスクの戦い(1943年)
- 史上最大の戦車戦
- ソ連がドイツの攻撃を防ぎ、以降ソ連の反撃が本格化
🏁 終結とその後
- ソ連軍は反攻を続け、1945年にはドイツ本土へ進撃
- 1945年5月:ベルリン陥落、ヒトラー自殺、ドイツ降伏
- 独ソ戦はソ連の勝利に終わる
💣 独ソ戦の特徴と影響
特徴 | 内容 |
---|---|
戦死者数 | 両軍あわせて2000万人以上(民間人含む) |
戦線の規模 | 東西3000km超の巨大戦線 |
民間被害 | 民間人も巻き込まれた焦土作戦・大量虐殺など深刻な人道危機 |
歴史的意義 | ソ連が「勝利国」として国際的地位を強め、戦後の東西冷戦構造へ |
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