ブルガリアの歴史【世界史】
更新日 : 2025年10月6日

ブルガリアの歴史を、主要な流れに沿って整理します。
古代から中世初期
- 古代トラキア人:現在のブルガリア地域には、紀元前からトラキア人が居住。ギリシア・ローマの影響も受けた。
- ローマ帝国支配:1世紀にローマ帝国の属州となり、後に東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の領土へ。
第一次ブルガリア帝国(681–1018)
- 建国:681年、ブルガル人のハン・アスパルフが建国。スラヴ人と融合して国家を形成。
- 黄金期:9〜10世紀、シメオン1世の時代に文化・領土が最盛期。キリスト教(東方正教会)を受容し、キリル文字が普及。
- 衰退:内部抗争と外圧により弱体化し、1018年にビザンツ帝国に併合される。
第二次ブルガリア帝国(1185–1396)
- 独立回復:1185年、アセン兄弟が蜂起し独立。中世ブルガリア文化が栄える。
- 衰退と滅亡:モンゴルの影響、内紛、そしてオスマン帝国の侵攻により1396年に滅亡。
オスマン帝国支配(1396–1878)
- 約500年間オスマン帝国の支配下に置かれる。重税と同化政策に苦しむが、正教会の信仰は維持。
- 19世紀に民族意識が高まり、独立運動が活発化。
近代国家の誕生(1878–1946)
- 独立のきっかけ:1877–78年の露土戦争により自治公国として復活。1908年に完全独立。
- バルカン戦争・第一次世界大戦:領土拡張を目指すが敗戦。領土を失い、政治不安が続く。
- 第二次世界大戦:枢軸国側で参戦するが、1944年にソ連の影響下に入り王政廃止。人民共和国となる。
社会主義時代(1946–1989)
- ソ連型の社会主義体制を採用。経済は国営化され、政治は一党独裁。
- 文化・教育は整備されるが、自由は制限された。
現代(1989–現在)
- 民主化:1989年に社会主義体制崩壊。1990年以降、民主化と市場経済へ移行。
- 国際統合:2004年にNATO加盟、2007年にEU加盟。
- 課題:経済発展と人口減少、政治汚職などの課題を抱えつつも、東欧の安定国家として歩んでいる。
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