オランダの歴史【世界史】
更新日 : 2025年9月18日

オランダの歴史を大まかに整理してご紹介します。
古代~中世
- 古代
ローマ帝国の支配下に入り、ライン川以南はローマの要塞地帯として利用されました。ゲルマン系の部族(フリース人、バタウィ人など)が暮らしていました。 - 中世前期(フランク王国支配)
カール大帝のカロリング朝フランク王国に組み込まれ、のちに神聖ローマ帝国の一部となります。交易や港湾都市が発展。 - 中世後期
フランドル地方やホラント地方の都市が繁栄。ハンザ同盟の一員として北海貿易で勢力を拡大しました。
近世
- ハプスブルク支配
15世紀末から16世紀にかけて、スペイン・ハプスブルク家(カール5世、フェリペ2世)の支配下に。 - 八十年戦争(1568–1648)
スペインからの独立をかけた戦い。プロテスタントのカルヴァン派が多かった北部諸州は独立を志向。
→ 1648年、ウェストファリア条約で「ネーデルラント連邦共和国」として独立を承認。 - 17世紀:オランダ黄金時代
アムステルダムを中心に商業・金融・海上貿易で世界の覇権を握る。東インド会社(VOC)、西インド会社設立。絵画(レンブラント、フェルメール)や科学も発展。
近代
- 18世紀末~19世紀
ナポレオンの支配下に入り、1806年には「ホラント王国」としてナポレオンの弟ルイが国王に。1815年ウィーン会議後「オランダ王国」として成立(ベルギーを含む)。
→ 1830年、ベルギー独立。 - 19世紀後半~20世紀初頭
立憲君主制を維持しつつ、産業化・植民地経営を進める。東インド(インドネシア)、南アフリカ、カリブ海などに植民地。
現代
- 第一次世界大戦
中立を維持。 - 第二次世界大戦
1940年、ナチス・ドイツに占領される。ユダヤ人迫害(アンネ・フランクもこの時代)。1945年に解放。 - 戦後~現代
インドネシア独立(1949年)、スリナム独立(1975年)など植民地を失う。
一方で欧州統合に積極的に参加(EU、NATO創設メンバー)。
現在は国際司法裁判所がある「ハーグ」を拠点に、国際社会で大きな役割を果たしています。
👉 まとめると、オランダの歴史は
「交易と海洋帝国の黄金期 → 外国支配と独立 → 植民地帝国 → 戦後は中立から国際協力へ」
という流れで整理できます。
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