知っている人に道で会ったら挨拶する、使ったモノは元の位置に戻す、電車は降りる人が先で乗る人は後、老人には座席を譲る、なにかして貰ったら「ありがとう」と言う、ゴミは所定の場所に捨てる・・・法律で決まっていなくても社会には常識とかルールというのが存在します。守らなくても法で罰せられることはないかもしれませんが、徐々に誰からも相手にされなくなります。

大学入試の国語で「筆者の気持ちを想像して書け」という問題が出たとします。ここでその指示を守らずに自分の気持ちを書いたとしたら、10点満点でいったい何点ぐらい貰えるでしょうか？いいことを書いていたら半分ぐらい貰えるでしょうか？いいえ。当然０点です。どの大学でも指示やルールを守らない人には来てもらいたくないのです。

現論会広島駅前にもいつくかルールがあります。

• 授業の最初と最後は立って姿勢を正して挨拶する
• 担当外のスタッフにも恥ずかしがらずに挨拶する
• 自習スペースを使ったら机上に消しゴムのカスを残さない
• 弁当ガラなどの飲食ゴミは教室内に捨てずに持ち帰る
• 最後に教室を出る人は消灯する

こんな簡単なことが守れない人は現状一人もいませんが、仮に守れない人がいたとしたら、その人はいま少しぐらい勉強ができたとしても長い人生ではもうあまり伸びないかもしれません。ルールを守らない人は周りの人と良好な関係を築けないからです。人間関係に問題があるというだけで仕事や勉強の生産性は下がり、成果は少なくなるものです。

受験生だからといって勉強だけをしていればいいのではありません。今のうちから正しい生活態度や振舞い方を身につけることは人生において、むしろ受験勉強よりも重要なことです。「習慣や態度はやがてそのひとの実力になる」のです。

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（亀）