「数学の公式は一切暗記する必要はない。公式は自分で導くもの」などと豪語する人がいます。確かに公式は自分で導出できるようにしておくのがいいです。教科書的な導出プロセスは数学的なモノの考え方のすごくいいヒントになることも少なくないからです。

しかし入試会場では、想定外のことが起きるもの。できると思って解き始めた問題に案外手こずったり、体調があまりよくなかったり・・・そういう時は焦って時間ばかりが経ち、普段は楽に導出できる公式がなぜか導出できない、なんていうことも想定されます。

ですから数学の公式は導出もさることながら、公式そのものをしっかり暗記した方がいいです。問題を解く時間の短縮にもつながります。確実に暗記しておきたい公式のうち筆頭にあげたいものはコレ。

点（X,Y）と線ax+by+c=0の距離L の公式です。

これを平常心が失われがちな入試会場で自力で導くのは、結構骨が折れるかも。限られた時間内でたくさん問題を解かねばならない共通テストなどで、導出からやっていたら時間が全然足りないかもしれません。

ちなみに「この公式を導け」というのが大学入試問題になったことが過去にあります。教科書にも載っている証明だから楽勝！って思えるならなかなかのもの。一回自分の手を動かして答案を作ってみましょう。

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（亀）