【東大受験生必見!】 東大英語対策とおすすめ参考書【2023年度最新版】


東京大学といえば英語が合格を左右するといっても過言ではありません。そんな東大英語ですが正しい対策をすれば決して怖くはありません!
東大英語を制する上で必要な対策と参考書をまとめてみました!
- 東大英語で点数を取る方法がわかる
- 東大英語の入試で必要な参考書がわかる
- 分野別に対策ができるようになる
では内容に移っていきましょう!
概要
形式
2021年の東大英語の問題形式は以下の通りです。
制限時間:120分(リスニング30分)/ 配点:120点
第1問(A)英文要約 (B)空欄補充、整序問題
第2問(A)自由英作文(B)和文英訳
第3問 リスニング
第4問(A)誤文訂正(B)英文和訳
第5問 英文読解
このようにlistening, writing, reading が幅広く出題されることが東京大学の最大の特徴になります!
1つのことに集中して勉強をするだけでは不十分なので普段の学習から4技能を意識して勉強をすることが大切になってきます!
出題傾向
形式の欄にも紹介した通り、東大の英語は非常に幅広い分野において出題されます!
問題の難易度は平均的であり、難問と呼ばれるような問題はあまりありません。
しかし問題数は非常に多く試験時間が短いため、スムーズに解答をするということが重要になってきます!
目標点数
受ける学部によって目標点数は異なりますが、どの学部もおおむね65%〜69%が合格平均点となっています。
合格者最低点が60%以上の年度がほとんどですので最低でも6割を目安に勉強していきましょう!
英語が得意な人は70%を目標に勉強をしていけば合格へ大きく近づくことができます!
東大英語合格のコツ
東大英語の合格へのコツはなんといっても『幅広く勉強する』ということに尽きます!
東大の英語に限らず試験で英語ができるようになるためには、『単語→文法→英文解釈→長文読解』という順番で学習を進めていくことが最短ルートです!
東大の英語を完成させるためにはひたすらこの順番で繰り返し学習することが大事になってきます。長
文読解だけひたすらやる、単語帳だけを繰り返し進める、そういった勉強は東大の幅広い出題分野に対応できず合格が遠ざかってしまいます。
また、東大は問題量に対して試験時間が非常に短いのでスムーズに解けるよう準備をしなければなりません。ですので答えが自動的に出るように問題集を繰り返し勉強することが非常に重要です!
勉強の時間配分
勉強の時間配分については『すべてをバランス良く』がキーワードです!
何回も繰り返しますが東大の英語は非常に幅が広いです。ですので単語、文法、英文解釈、長文読解を偏ることなく苦手な分野に時間をかけすべての分野で完璧にできるように繰り返し学習していってください!
東大合格への分量
東大の英語はめちゃくちゃ難しいというような問題は少なく、参考書に書いていることを『正しく』理解し、暗記すれば対応できるようになっています!
ですので、数多くの問題集に手を出すのではなく、1冊の本を確実に理解して学習することが合格への近道です!
参考書の選び方
参考書については、『問題と解説が豊富』なものを優先して選ぶことを心がけましょう!
東大の英語は基本に忠実ですので難単語や滅多に見ない文法が出ることはあまりありません。
ただ、単語の意味や文法の理解が完璧にできていなければ引っかかる問題が多く見られますので正しい理解をするために問題が多く解説がしっかりした参考書を選んだほうがいいです。
傾向と対策
第1問(A):英文要約の傾向
毎年大体少なくとも70〜80字で英文の要約が求められます。
問題自体は字数が多いというわけではなくあくまで標準的な300〜400単語ほどの文章が出題されます。解答は英語ではなく日本語で答えます。
英文要約の対策
英文要約の対策は『筆者の主張と論理を的確に捉える』ことにあります!
筆者自身が文章でどんな思いを持っているのか、筆者が特に言いたいところはどこか、筆者は反対ベースか賛成ベースで話しているのかを的確に判断することが重要です。
そのために大事なことは『パラグラフリーディング』です!
パラグラフリーディングとは1段落ごとに文の構成と要約を簡潔にまとめながら読む手法のことです。
下記にあるおすすめ参考書に現論会一押しのパラグラフリーディングの参考書がありますので参考にしてください!
第1問(B):空欄補充の出題傾向
空欄補充の問題は英文要約の英文と同じくらいである400字程度の文章で出題されます。1文をそのまま適切な箇所に代入するという形になります。
空欄補充の対策
空欄補充の対策としては『前後の文脈と繋がりを重視する』ことです!
前の文や次の文と自然と繋がるように意識することが大切です。
ヒントとしては指示語、代名詞、接続詞、冠詞があります。そこからつなぎ合わせるとうまくいくことが多いです!
第2問:自由英作文の出題傾向
自由英作文の出題テーマは年度ごとによって大きく変化します。
ここ最近の傾向として自分自身の意見を問う形の出題が目立ちます。字数は60〜80字でこれはあまり変化していません。
自由英作文の対策
自由英作文の対策は『文法の正確さ、主張の客観性、具体的な根拠』この3点を意識することで自由英作文は簡単に点数を取ることができます!
まず、間違いのない英文を書くことは大前提であると考えましょう!
どんなにいいアイデアを書いたとしても文法をしっかりと書けていなければ点数をもらえることはありません。綺麗な英文を書けるようになってからアイデアを考える訓練をしていきましょう。
アイデアを出すうえで大事なことは『主張の客観性と具体的根拠』です!
例えば、『朝ごはんはパンかご飯どっちを食べればいいのか』という英作文が出たと仮定します。ここで『パンの方がいいです。なぜならパンの方が美味しいからです。』という解答をするともちろんバツになってしまいます。
なぜならそれは客観性に欠けるからです。『それってあなたの感想ですよね?』と言われるような解答はやめておきましょう。
良い解答例としては『ご飯の方が良いです。なぜならご飯にはブドウ糖が多く含まれており朝に食べるとパンと比べてより脳が活性化される傾向にあるからです。』という具合に客観的に根拠を示してあげることが必要です。
第3問:リスニングの出題傾向
リスニングは試験時間の途中に30分間おこなわれます。出題テーマは多様ですが、登場人物が多く会話が多いというのが特徴になっています。
リスニングの対策
リスニングの対策は日頃から英会話に慣れておくというのがとても重要です!毎日英文を聞くことが望ましいですが、それが難しいという方は英文の音読とディクテーションを繰り返すと聞く力が付きます!
第4問:語文訂正の出題傾向
第4問の語文訂正では長文に下線が引かれており、それぞれの誤りを訂正するという問題です。問題の誤りが語法、文法、接続詞など様々な形で語文が出されることが特徴です。
語文訂正の対策
語文訂正の対策としては、やはり『文法・語法』をはっきりと理解するということに尽きるでしょう!文のルールと単語の使い方をマスターすることによって正答率が劇的に上がります!
第5問:長文読解の出題傾向
長文読解では、毎年700〜900字程度です。他の大問と比べて語数が非常に多くなることが特徴です。
出題テーマも幅広く、論説の他に小説も出題される傾向があります。出題内容は非常に細かくよく読んでいないと解けない問題もあります。
長文読解の対策
長文読解の対策として、『文章を早く読むこと』『文章をしっかりまとめること』を心がけていきましょう!はやく読むことができれば問題を解く時間にかけられるので毎回の長文演習で何回も音読をして早く読む訓練をしていきましょう!
時期別ルートの進め方
4月:基礎固め(単語帳&文法)
5月〜7月:基礎完成(単語帳&英文解釈)
8月〜9月:実践力養成(長文問題)
10月〜11月:東大独自対策(リスニング、英作文、和文英訳)
12月〜:実践力完成(過去問)
東大の英語は一朝一夕で対応できるものでは決してありません。
ですので1年間じっくりと英語に向き合うことを意識しましょう!
特に東大の英語は基礎の定着が非常に重要になってきます!ですので最初の時期は基礎の完成を目指し、読み方をしっかりマスターしていきましょう!
目指すべき到達レベル
単語・熟語
単語と熟語に関して試験に出るものは難しくて英検準1級レベルです。ですのでハイレベルな英単語帳を何冊もするよりも確実に1冊抑えていれば良いでしょう!
大事なことは単語の意味を捉えるだけでなく、その単語の使い方や用法をしっかり理解するように心がけましょう!意味がわかるだけでなくその単語や熟語を『使える』ようにしておきましょう!
文法
東大英語は基本に忠実ですので文法も突飛なものはあまり出題されません。
しかし、これも『使える』ことが大前提になってくるので1冊をすべて正しく理解し暗記するように心がけましょう!
英文解釈
問題を早く解くことが重要な東大英語において非常に重要になってくるのが英文解釈です!
読めることは大前提ですので英文を品詞分解することが必要ないくらいに英文解釈を使って演習をすることが望ましいです!
読めない英文がなくなるくらいに英文を読む訓練をしましょう!
長文
長文の出題レベルは一般的な国公立大学レベルの長文の難易度です。
ただ、記述問題があり、論理力がないと正解できないようになっているので正確に読むことと早く読めるようにしておくことが大事になってきます。東大の文章を25分以内で解くことができれば合格です!
和文英訳・自由英作文
英作文については難しい日本語を出題される傾向にあります。
なので、英文を論理的に書けるレベルにしておくことが望ましいです。そこで大事なのは、『無理をせずできるだけ簡単な英単語を使って作文をする。』ということを意識してください。
作文は一朝一夕で作れるものではないので、毎日の単語の学習で『この単語は作文にどうやって使うかな』ということを意識して学習してください!
リスニング
リスニングは東大英語の中で一番の稼ぎどころです!
音声の速さはほとんどネイティブと同じくらいの速さなので自然な英語をしっかりと聞き取れるようなレベルにしておくことが重要です!
毎日リスニングの訓練をして英語を聞くことに慣れていきましょう!
分野別ルートとおすすめ参考書
最初にも述べた通り難単語や難問が出てくることはあまりありません。
しかし、単語や熟語、文法の正しい使い方や意味を理解しなければ合格点を取ることが難しくなります。そこで東大対策にぴったりの参考書をまとめてみました!
単語・熟語
システム英単語

おすすめの単語帳は『システム英単語』です!
大学受験に必要な単語が最も多く掲載されており、ミニマムフレーズで誤報も確認することができます!
重要多義語もまとめられているので使うなら最も信頼できる単語帳です!
もう13年近く前ですが、シス単で勉強しました。
その後、大学2年でTOEIC900突破、大学4年で満点。英検1級一発合格(カナダ大使賞受賞)、通訳案内士一発合格。今では商社で海外営業担当として日々英語を使って業務しております。全てはこの単語帳のお陰だと思っています。因みにTOEIC900突破の時点では海外経験ゼロでした。(大学3年時に留学。これが旅行も含めて初めての海外経験でした。)
通学中の電車でCDでミニマルフレーズを聞いて覚えていました。今でもフレーズはそのまま覚えています。
最上級ではないという声も聞きますが、受験英語において、このレベルを全て暗記すれば間違いなく単語においては受験レベルは網羅できます。というかTOEICも800点レベルは超えてると思います。
いつまでも、この単語帳で勉強して英語を得意にしてくれる受験生が増えてくれればと思います。
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文法
真・英文法大全

文法でおすすめの参考書は『真・英文法大全』になります!
この本1冊だけで東大英語に必要な英文法の知識が凝縮されているので英文法に不安のある方はとりあえずこの本を使って理解すると良いでしょう!
例文、解説、構成、まとめ方、すべてが明快で、完成されています。
Amazon購入者レビュー
今まで何となく文法を学んでいて、納得いかないところや、結局丸暗記になってしまっていたところも、この本を読めば多くを根本から理解できると思います。
重要項目について、歴史的背景、成り立ちから深く解説されています。
まずこの一冊でインプットし、問題や実際の文章を通して反復し、わからなくなったらこの本に立ち返れば、英文法学習は完結します。
英文解釈
英文熟考

英文解釈でのおすすめ本は『英文熟考シリーズ(上・下)』になります!この本のおすすめの点はとにかく単語の解説が詳しく、解釈のプロセスがわかりやすいところにあります。このシリーズによって大学受験の長文は不安なく受けることが出来るでしょう!音声も付属しているのでおすすめです!
精読文の問題がたくさんあり、解説がなりより丁寧!
長文対策に自分なら一番オススメしたい本ですね。
Amazon購入者レビュー
長文
パラグラフリーディングのストラテジー

長文を読む上でおすすめなのが『パラグラフリーディングのストラテジー』という本になります!この本で長文の読み方、まとめ方が理解できるので東大対策にはもってこいの1冊になります!
ストラテジー1から順番にやっていったほうがいい受験生が多いのではないかと思われます。
ある程度以上力がある受験生はストラテジー3から入ってもいいと思います。
Amazon購入者レビュー
東大英語独自対策
リスニング
リスニング満点へのコツ

リスニングのおすすめ参考書は名著を生み出し続ける英語界の巨匠竹岡広信先生の『共通テスト英語リスニング満点のコツ』になります!
日本人にとって聞き分けづらい英単語の発音の仕方に焦点を当て、わかりやすく開設されています!これを復習することで英語が今までと違ったかのように聞き取ることができます!
竹岡先生は共通テストのオリジナル問題は一切使わず、良質なセンター試験・試行調査の問題しか使いません。やはり実際の問題でしか出せない絶妙な言い換え等、設問の作り方があるのだと考えていらっしゃるのかなと思います。
中身はディクテーションが多く、その出典は主にセンター試験の過去問となっています。消える音やつながる音、弱形などのリスニングのポイントがまとまっていてとても勉強しやすいとと思います。さらに、共通テスト英語リスニングで出題が予想される文法とリスニングが掛け合わさったポイントも収録されています。
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繰り返し聞き、声に出し練習するとよいと思います。
和文英訳
和文英訳ハイパートレーニング

和文英訳の対策として、『英作文ハイパートレーニング和文英訳編』を紹介します!
この本では、英語にまとめずらい日本語を中心にどうやったらわかりやすく簡単な英語に直せるかということを詳しく解説されているのでこの本で英訳の方法が身につきます!
国公立の英作文対策のため、普通の問題集だけでは構造理解力と基礎力が足りないと感じ購入しました。
基本的な部分から非常にわかりやすく、かつ簡潔にまとめられており買って正解だったと感じます^^
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英作文
自由英作文ハイパートレーニング

自由英作文は最も解答に差が出やすいところです!
そこで他の受験者と最も差をつけられるおすすめの参考書が『英作文ハイパートレーニング自由英作文編』です!
この本でいかに客観的に、そして論理的に英作文を書けるのかという部分でのエッセンスが非常に豊富ですのでこの本によって実力がつくこと間違いなしです!
大まかな構成の練り方がわかりやすく書いてあるので、基本の英文を書ける能力がついていれば、すぐに指定文字数で論理的に書ききれるようになりました。良いです!
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過去問の進め方
過去問に本格的に取り組むのは12月からでも大丈夫です!
ただ、過去問は早めに問題を見ておいて対策を練っておくことが大切になります。過去問を取り組む上で重要なことは『苦手な分野を把握する』ということです!
自分ができなかったところを復習することはもちろん、次の過去問を正解するために間違っていた分野を参考書に戻って復習することが大切です!
まとめ
東京大学の英語を勉強する上で、対策方法とオススメの参考書を紹介してきました!
英語はどの大学も比重が大きくしっかりと対策することで合格へ大きく近づきます!
英語の勉強法をもっと詳しく知りたい方は、そのほかの現論会の記事をみて、是非学習に役立てて下さい!