志望校に合格する受験生は夏休みをうまく使う。
逆に言えば、夏休みの使い方を間違えると、受からない。
「夏休みは何時間くらい勉強すればいいですか?」
こういう質問は、受かる受験生からすればナンセンス。では、受かる受験生はどのように夏休みを過ごすのでしょうか?
夏休みを迎える高3生からよく聞く言葉はこんな感じ。
よし!夏休みは毎日10時間勉強する!!
そして、夏休み明けによく聞く言葉はこれ。
全然勉強できませんでした…
今は「自分ならそんな風にならない。決めたことはやり切れる。」そう思っているかもしれません。本当にそうでしょうか?
30日間、決めたことを欠かさず毎日やり続けた経験はありますか?自分の好きなことだけじゃありません。自分の苦手なこと、やりたくないことを毎日です。多くの高3生はおそらく経験がないでしょう。経験のないことは急にはできません。これが、勉強時間を決めてもその通りにできない理由のひとつ目です。
理由のふたつ目は、何をやればいいのかわからないことです。
少し想像してみてください。
今から10時間あげます。ひとりで時間を無駄なく使ってください。寝たり、YouTubeをみたり、ゲームをすることは禁止です。
普通に困りませんか?
急に時間を大量に与えられても、人は時間をうまく使えません。仮に毎日10時間、30日間勉強するとなると300時間もの大量の時間を無駄なく使うことを考えなくてはいけません。なかなかできないですよね。
安心してください。夏休みをうまく使い、志望校に合格するための方法はあります。
真似するだけでOKな、志望校に受かる受験生の夏休みの使い方をご紹介します!
大学の個別試験では、科目ごとに頻出する分野やあまり出題されない分野、そもそも出題範囲から除外されている分野など、大学・学部ごとに違ってきます。
例えば、MARCHの多くの大学・学部では漢文の出題がなかったり、早稲田大学の数学において「確率分布と統計的な推測」は出題範囲に含まれないなど、各大学の入試要項で出題範囲を確認することができます。
また、出題頻度については、過去問を見ることである程度わかります。
まずは、各科目の分野ごとに出題頻度を調べましょう。
高頻度で出題される分野については早急に対策が必要ですし、出題範囲に含まれない分野は対策する必要はありません。(併願校(滑り止め)によっては、必要になる分野もあるので、注意は必要。)
それぞれの分野について出題頻度を調べ終わったら、次に各分野に対する自分の学力レベルを把握しましょう。
例えばこんな感じ。
科目・分野 | 出題頻度 | 自分の学力 |
---|---|---|
数学・分野A | 高 | ✖️ |
生物・分野B | 中 | ◯ |
日本史・分野C | 低 | △ |
国語・分野D | 出題なし | - |
上の表を見ると、数学の分野Aは出題度が高いのに自分の学力は✖️となっていて、真っ先に対策を始めるべきだとすぐにわかります。日本史の分野Cは苦手だけどあんまり出ないから、生物の分野Bをもう少し自信持てるようにやろうとか、色々な戦略を立てることができるようになりますね。
学力の把握の仕方は、明らかに苦手な分野などは主観でもいいのですが、できれば演習問題をいくつか解いてみて判断する方が確実です。
どの分野を優先して勉強するかが決まったら、優先度に合わせて計画を立てましょう。
分野ごとに、最初から勉強しないと全然わからない、基本的はことはわかっているけど、演習になると解けないなど、状況は色々あると思います。
それぞれの状況に合わせて、使用する参考書を決めましょう。
参考書が決まったら、あとはそれぞれの参考書を1日にどれくらいやれば夏休み中に終わるかを計算して、毎日の計画を作成するだけです。
例えばこんな感じ。
参考書名 | 8/1 | 8/2 | 8/3 | 8/4 |
---|---|---|---|---|
参考書A | p.10~p.14 | p.15~p.19 | 復習 | p.20~p.24 |
参考書B | 100単語 | 100単語 | 100単語 | 100単語 |
参考書C | - | 10問 | 10問 | 復習 |
ほとんどの高3生は、夏休みにやるべきことは山積みです。やるべきことを計画にしてみると、結果として1日10時間必要だったという風になるはずです。先に時間を決めるのではなく、先に何を勉強するかを決めるということです。1日20時間やらないと達成できない計画では現実的ではないので、優先度の低いものは夏休みにはやらない選択をする必要がありますし、逆に、5時間くらいで終わってしまい余裕ができてしまうようなら、優先度の低いものも計画に入れるべきです。
実際にやってみるとわかると思うのですが、この計画を作成する作業はとても大変で、難しいです。
初めて計画を作るとしたら、おそらく数時間、もしかしたら丸一日かかるかもしれません。そもそも学力が把握できない、どの参考書を使っていいのかわからないなどの問題も出てきます。
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