更新日 : 2019年12月20日
「センター対策まで手が回らない」「センター化学でなかなか点数が取れない」そんな風に思っていませんか?
しかし、実はセンター化学は学習量と比例して点数が伸びやすい科目なのです。
この記事を読んで効率的な勉強法をマスターし、本番で高得点を目指しましょう!

この記事の目次
センター化学の特徴

まずはセンター化学の特徴を見ていきましょう!
センター化学は、理論化学・無機化学・有機化学の3分野に分けられます。
どの分野からも満遍なく出されるので、苦手分野を作らないことが大切です。
特に、全ての土台となる理論化学をきちんと抑えておくことが必要です。
単なる知識問題だけでなく、その場で考える計算問題も出るので、基本からしっかりと理解しておきましょう。
グラフ・図の読み取り問題や計算問題も含めて、60分で解き終わるよう練習を積むことも必要です。
理論化学から勉強をはじめ、最終的には苦手分野を作らないように意識しよう!
センター化学の出題形式

次にセンター化学の出題形式について見ていきましょう!
例年大問が6題出題され、大問6,7はいずれか一問に答える選択形式になっています。
理論化学
第一問 物質の構造・状態
例年、正しい選択肢を選ぶ問題が6題出題されています。結晶格子や気体の分子量、物質の状態変化などがよく問われます。教科書レベルの平易な問題が多く、基本的な知識と簡単な計算で対応できます。
第二問 物質の変化と平衡
選択肢問題が5~6題出題されます。結合エネルギー、電離平衡、溶解度、熱化学方式あたりがよく問われます。主に計算問題ですが、標準的なレベルの問題ばかりなので、教科書の例題や過去問で練習しておけば問題ありません。
無機化学
第三問 無機物質
主に無機物質の性質や金属、工業的製法に関する知識問題が出題されます。細かいところまで問われる場合があるので、教科書はなるべく隅々まで読んでおくようにしましょう。計算問題も1~2題出題されますが、酸化還元反応など基本的な知識で解けるレベルのものなので、焦らず対応しましょう。
有機化学
第四問 有機化合物
有機化合物に関する知識問題と、簡単な計算問題が出題されます。有機化合物の性質や生成物、実験方法に関する基本的な知識を押さえておきましょう。
第五問 高分子化合物
例年、高分子化合物に関する知識問題が出題されています。細かいところまで問われる場合もあるので、教科書をよく読んで、高分子化合物の性質、生成法、分子量、利用法について押さえておきましょう。
第六問 合成高分子化合物(選択問題)
第七問 天然高分子化合物(選択問題)
例年、知識問題と計算問題が出題されています。共に標準的なレベルの問題であることが多く、教科書や問題集の演習で十分に対応できることが多いです。
分野ごとに何が出題されるのか把握してから勉強をはじめよう!
満点・9割を取るための勉強法

それでは具体的な勉強法を見ていきましょう!
まずは理論化学を重点的に
これまで見てきたように、センター化学では3分野から満遍なく出題されますが、特に全ての土台となる理論化学をしっかりと固めることが重要です。
配点も高いので、理論化学を疎かにすると高得点は望めません。
理論化学がきちんと理解できていれば、その後の無機化学や有機化学の学習も効率よく進めることができるので、焦らずきちんと身に着けるようにしましょう。
暗記も手を抜かずに
無機化学、有機化学は暗記の比重が大きい分野になります。
センター化学では知識問題が多いので、暗記量も多くなります。
教科書は隅々まで読み、問題を解いてわからない問題があったら、必ず教科書に戻るようにしましょう。
ただ読むだけでなく、手を動かしてノートに書く癖をつけると、知識が定着しやすくなります。
また、よく出てくる化合物の分子量は覚えてしまうと効率的です。
問題演習を積もう
知識を定着させる為にも、過去問や教科書の例題、問題集でたくさん練習問題を解くことが大切です。
教科書を読んで、基本的な知識が身についたら、どんどん問題演習を積んでいきましょう。
膨大な暗記は、問題演習を通して対策しよう!
いつから過去問対策をやるべきか

これからセンター化学の対策を行う方に向けて、センター化学の過去問に取り組み始める時期について解説します!
同じような問題が繰り返し出題されているので、過去問演習は必ず行うようにしましょう。
教科書を読んで、ある程度問題に慣れたらまずは一年分過去問を解いてみてください。
また過去問演習をする際は、必ず時間を計って行うようにしてください。
本番のセンター化学は60分です。
計算問題も含めて、50分ほどで解き終わるようにしておきましょう。
本格的な過去問対策を始めるのは、1月に入ってからで構いませんが、センター化学の理解はなるべく早くに固めておくと安心です。
まずは一年分過去問を解いてみてから、過去問を始める時期を見極めよう!
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